高校受験、まとめ①
というわけで、いつの間にか長男の受験が終わってました(*゚ー゚*)。
千葉県の公立高校の受検は、前後期に分かれています。普通科だと、前期で6割くらい受かって、後期で4割。前後期2回受けられると、チャンスが2回、ととらえられがちなんですが…実のところ、受験生にとってはメリットばかりではないというのが実情です。たとえば定員300人、志望者400人の高校のケースで考えてみましょう。
【試験1回】
・1回で300人が合格。
・一発勝負なので「どうしても公立」という受験生が「冒険」を避け、落ちる生徒が減る。
・1回目は「チャレンジ」、だめなら第二志望にスライドできる。
【試験2回】
・1回で180人が合格。
・2回めは、安全を期して、本来受かるはずの120人が落ち、受検校変更を考える。
・前期には、各校別の「求める生徒」の条件が公表されており、点数がとれてもその「条件」に合わない生徒から落ちる。
こう見てみると、1回で受かってしまう方がいいように思いませんか。
試験2回時の120人…そのまま継続して同一校を受ける生徒もいますが、私立高の受験をしない生徒は相当悩んでしまいます。そりゃあ不安ですよね。
(まあ、そうなったときのことも考えておくのが三者面談なんですが)
本来受かるはずの生徒が落ちてしまう…というのが、とにかくつらい。特に経済的に公立じゃないと…という生徒が、つらい。結局、この制度は、私立校との競争で「よい条件の生徒」を早く確保したいという、高校側のメリットの方が断然大きい…なーんかいや。
うちのバカ息子ですか?
ええ、前期で落ちまして、後期に受検でした~。