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戦慄の読書感想文審査会

夏休みの嫌な宿題ナンバー1といえば、その地位を自由研究と二分するのが読書感想文。

ワタシも大嫌いでした(^^;)。だってさ、誰も読書感想文の書き方なんて教えてくれないのに、いきなり宿題はないでしょうよっ!って。ええ、教わった記憶はございません。
書きかたが載ってる教科書、教員生活10年を超えたあたりで初めて目にしたもんね。

(小学校ではちゃんと教えてるのかな?担任の「興味」に任せられてない?)

しかし、この件について語ると長くなるので、今回は「審査会」のお話を。

夏休み明けに、大抵「宿題」にした感想文の審査会があります。大抵、都道府県ごとの審査で、全国につながってはいません。(全国レベルで勝負したい人は、出版社が主催するコンクールに、別作品で応募しないとダメなのよ。ご注意を)

集まった感想文は、概ねその学校の1クラスから1人程度が出品されるのね。そこで、はー、読むですよ。感想文。
評価もきちんとしなきゃいけないから、丁寧に読むですよ。
赤ペンいれながら読むですよ。

これがつらい!!

きれいな字で、上手な文は、こちらが読むのも速くなるし、コメントもしやすい。
でも、そんな感想文は少ない。
文の主語と述語がかみあってない!
論のつじつまが合わない!
誤字脱字アタック!(400字中、漢字が5つとかね。しかも間違い。中学生だろ!)
あらすじだけフラッシュ!(これはこれですごく大変だと・・・・)
「感想文」じゃなくて「一言感想の集合体」!
果ては、果ては、果ては、

汚くて読めない~~~~~~~~~!!!!!

そんな作文を一気に200編近く読むんです。もうこれだけで体力使い果たし。
他の宿題のチェックと並行してやるんだもん。

その後は、代表者の添削。生徒と一緒に手直し。
でもさ、9月よ。9月といえば体育祭。
連日の炎天下の練習のあとに、放課後手直しして、家で生徒は清書してくるわけですよ。
「あさってくらいまでにできる?」と声をかけるのも申し訳なくて申し訳なくて。

なのに、感想文をほめられて上へいくんだ、って誇りをもって清書にのぞむ生徒が思ったより多いのがすごい。子供ってすごいよねえ。

そして審査会は、これからです。
9月末、管内の担当教員が各校の感想文持って集まります。
そうして、まる1日、感想文を読むだけの作業が始まるのです。

100単位の感想文の束を、学年ごとに分け、さらに等分してから数人で手分けして読みます。一人の目じゃ危険なので、同じ学年を3人くらいの目で読みます。
全部読み終えたところで、評価を持ち寄って、上位の作品を絞っていきます。

集まった数百の感想文・・・・・・・・読まれた本の種類もさまざまです。だから読んでいても面白いことも多いのです。で、何が戦慄なのかって、これですよ。

「ハリーポッター」の感想文ばかり!!!

各校のセレクトを受けてきてるのにも関わらず、あそこにもここにも「ハリー」っすよ!
「賢者の石」がたくさん、「秘密の部屋」がたくさん・・・・・・・。だーっ!!!!

同じ本ばかりの感想文集にはできないので、仕方なく、手分けして読む段階で、「ハリーポッター係」を作るですよ。
その人は、一日、ハリーポッターの感想文を読むのです(T T)。とってもよく似た感想文ばかり。もう、かわいそうというしかありません。

何年か前には『五体不満足』係がありました。
今年は一体何がでるのだ??恐ろしい恐ろしい・・・・。

※お子さんに入賞を狙わせたいなら、ベストセラー以外で書くことをお勧めします。

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