まじですか!?副官房長。
ちょ、ちょっと待ってくださいよ。
新聞読んで一瞬目を疑いましたよっ。
また、下村氏は「家庭をバラバラにする政策ではなく、人間社会の原点である家庭を再び構築していくような政策が必要だ」と強調した。」
っておいおいおい~~~!!
折角世の中が、女性の働く環境づくりや、労働時間や形態について男性も巻き込んだ方向に向かいつつあるのに、なんなんですかー!!?下村官房副長官!?
いまどき、こんなこと真顔でいうんですか?
まったく時代錯誤な、社会の空気読めない政治家だなあ・・・。
こういうおじさんがいるから、仕事できない、子育てしない男性がのうのうとしているんじゃないのか?
いまどき「女性は子育て」って公でいう人がいるとはね。
ジェンダー論を声高にいうつもりはないけど、生まれた子供に対して、男ができないことって、乳を与えることだけでしょ。
なのに、これまでの時代、仕事をいいわけにして家庭のことをしなかった男性たち。
そのために能力や希望がありながら働けなかった女性を、活用しようというこの時代に!
だめだめな男を雇うより、やる気と能力にあふれた女性を雇うほうがメリットがあると世の中が考え出したこの時代に!多様なケースを包括できるような方法が見えている、実績を挙げている国があるにも関わらず!!あほあほすぎるー!!
女だけ、仕事を我慢すればいい、って発想があるんだよ。女の多様な働き方に対応した年金システムとか、雇用の監督とか、待機児童の問題とか考えるのは面倒だし金もかかる。もー男の稼ぎで暮らす家ばっかになれば、ついでに家庭もしっかりして万万歳~ってな発想がみえみえじゃん!
なんというかな、現状とか、女性の個性とか・・実質を見ようとしてない。
これまでの家庭像や社会的性役割分担で成り立っていた社会構造を安易によしとする前例主義的発想で、政治をしようというのかな。たまりませんよ。
この人は、こういう人たちは、これまでの家庭像が、女性を家事・育児に縛り付けることで、成り立っていたって想像したことあるんかな。
男にとって無料のハウスキーパーとベビーシッターをさせることで、成り立っていたって考えたことあるんかな。
あるいは、家事労働に向いてる男性を仕事に追いやることで。
そういう男性や、仕事をしたい女性を男失格、母親失格という烙印を押すことで。
「家庭」がしっかりしていることは必要。
時代の雰囲気に流される政治も不要。
だけど、実質を見ない前例主義的な視野の狭い政治家も不要だあ!
なにか?働いている女性は、家庭を崩壊させているっておっしゃるんでしょうか?
ある作家のコラムで「政治は道路建設などの男が喜ぶものには金を出すくせに、女子供が喜ぶことに金を出さない」というのを最近読みました。まさに、それだね。
重機と資材で手っ取り早く経済を活性化させようって、子供でもわかるような発想を、いい加減政治家は脱却してよ。
ちまちまとでもいい、地に足のついた雇用を創出して、子供や家庭にお金をかけて(ものを与えるんでなく)・・・っていう頭のいい政治をしてくれよ!!
ああ、息がきれそう。
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Comments
子育て中のお父さん、お母さんを子育てゲームのこまのように考えているような発言ですよね。
お父さんだって、お母さんだって人間。それぞれやりたいこともあるし、子育ての喜びもどちらも味わいたい。
家事労働は、それぞれのやりたいことの時間を保障しあうようにするのが大事だと思います。
男の悪い労働条件を、女性にも「平等」といって悪条件にしてきたように思います。「家庭をバラバラ」にしてきたのは、そのせい。お父さんもお母さんも働きながら、家庭を大事にできる、子育てできる労働条件をつくることが大事じゃないでしょうか。子どものことを考えれば考えるほど長時間労働は、子育ての障害だと思います。
しかも、待機児童が増えているのは、お母さんが働きに出ているからじゃなくって、保育所が足りないからでしょ。なのに、うちの札幌市でも公立保育所を減らしている有様です。自分たちのやってきたことに無責任なのも、腹が立ちます。
Posted by: 父ちゃん | November 06, 2006 09:30 PM
こんな発言してる人がいまだにいるなんて!
いや、思っていても口に出さない政治家だってたくさんいるのだろうけれど。官房副長官が公の場で言うってどうなんでしょう。
息切れしそうなまりえさんの文章一気に読んで、少し気が晴れました(笑)
Posted by: ルミママ | November 06, 2006 10:02 PM
こんなことをまだ公の場で言う御仁がいるとは。。。驚きました。そしてまりえさんの熱い語りを読んで「よくぞ言った!」と思い、初めてですがお邪魔しました。これからの日本を良くするには、人材開発と思います。それには、これまでの女は家、男は外で仕事といった役割分担といった固定観念にしばられないこと。自分達(男性陣)が今までの役割通りしてみんなで楽しようなどと思うな、能力開発をせよ!!と頭のかたいおやじには言いたいです。
Posted by: うたふみ | November 07, 2006 05:35 AM
おお、まりえさん、怒ってますね。私も怒りました。
そもそも、今のような女性が専業主婦でというスタイルは歴史的には新しいんだそうですよ。役割分担しても回っていけるようなというか、企業などが望んでいたようなところもあるらしいし。
議員さんの奥様にどれだけ専業主婦さんがいらっしゃるのかは知りませんが、奥様方も心の中で「うちのお父さんは当てにならないから」って思っているのかも??
ああ、あほらしい・・・
Posted by: おそなえ餅1号 | November 07, 2006 09:15 AM
みなさん、一緒にぴきぴき#きて下さってありがとうございます。
★父ちゃんさん
>お父さんもお母さんも働きながら、家庭を大事にできる、子育てできる労働条件をつくることが
ですよねっ!もう、頭悪すぎっ!
ちょっと景気回復してきたからって、なめてるとしか思えないです。
★ルミママさん
そう、個人のレベルでいろいろ思ってることは仕方ないですよ。しっかし…もう、選挙区の保育園の母たちで囲んでやりなさいって感じっ!
★うたふみさん
お初でコメントありがとうございますっ!
ホント、男性には申し訳ないけど・・・家庭をもったら共に仕事と両立する覚悟を持ってほしいと思います。いや、それが「覚悟」じゃない、当たり前の世の中にしないと。ですよね?
★おそなえ餅1号さん
何かで「女性の労働が盛んだった江戸時代」なんてのを読んだ記憶があります。戦国時代も夫と妻は対等だったというし…。ええと、明治以降の家長制度が元凶なんですよね。職場でも無神経に「父兄」っていう人みるとイライラします。ついでに「主人」って言い方も嫌いです。さすがに「嫁」という字にまで文句はいいませんが…。でもいや^^;)
Posted by: まりえ | November 08, 2006 12:55 AM
母親が子育て、の下村副長官発言に反対の女性へ質問。
貴方の御主人が失業されて働き口がなくなってしまったら、貴方が大黒柱になって御主人と御子様を養っていく覚悟がありますか?
Posted by: 家事育児は女性の義務 | November 18, 2006 12:15 PM
もう一つ質問。
貴方が離婚して、子供が御主人の側に引き取られたとしたら、貴方は子供の養育費を御主人に支払いますか?
Posted by: 怠慢な女が社会を壊す | November 18, 2006 12:24 PM
更に質問。
いじめ問題が深刻になっています。いじめ問題は女性の家庭放棄と関係があると思いますか?
Posted by: 女性労働は家事が下手糞な女の言い訳 | November 18, 2006 12:26 PM
家事育児は女性の義務(他)さん、コメントどうもです。
そうですね。大黒柱となる覚悟はあります。プレッシャーはかなりのものだと思いますが…。逆に、私が働くことで、夫のプレッシャー軽減になっているとも。万一の時には養育費、払うでしょうね。万一にならないように日々がんばるのが第一ですけどね。
いじめと女性の家庭放棄については、なんとも難しいところですが、父子家庭、母子家庭、祖父母養育の家庭でもいじめ加害者にも被害者にもならない、凛としたお子さんがたくさんいます。ケースバイケースでひとくくりにはまとめられないと思います。
Posted by: まりえ | November 19, 2006 08:01 AM
ちなみに家事は(カリスマ主婦というわけにはいきませんが)ずぼらだけど下手ではないと…^^;。
さすがに干物を自分で作るとか、ピザを生地から作るとかはしませんが。
目下、どれだけ短時間でできるか、効率よくできるかがポイントになっています。掃除なんかは、毎日、今日はトイレの裏~、今日は窓枠の上~とか少しずつやっていくので、大掃除の必要がないんですよ。
Posted by: まりえ | November 19, 2006 08:10 AM