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働くことを思いつかない?

刷り込まれた意識を、変えていくのって難しい。
そんなこと言ってる自分だって、なかなか「やせる」生活ができないでいるんだけど^^;))))

仕事で、ある保護者と面談したことがある。
夫が病気で仕事を続けられなくなって久しく、貯金が目減りしてきて・・・就学援助の申請をしたい、とのこと。
就学援助費は、子供の学用品代、教材費、校外学習、交通費などを自治体がもってくれる仕組みである。生活保護を受けるほどでなくても、申請ができる。
申請のためには、たくさんの書類が必要な上に、民生委員との面談、校長の承認などがあって、その上で審査。

けど、本当に家計が厳しい家庭には利用してほしい制度だと思ってる。ここでもたびたび書いたけど、私自身もこの制度のお世話になって義務教育を終えたのです。

でも、引っかかることがある。
どうして働かないの?
彼女からは、生活保護を申請する予定だとは聞いたが、求職中だとか、仕事をしたいという話はまるでなくて。
中学生を筆頭に、小さい子供もいるという状況ではあるけど、夫は四六時中の介護が必要なほどではない。自力で通院ができるとのこと。なら!
・・・・子供は保育園にお願いして、中学生にも家事を分担して、ワタシなら働きにでる。生活保護を受けるにしても、まず、パートでもなんでも、そっちを考える。
母子家庭で、小さい子を抱えて働く母は、保育園にもたくさんいる。この違いって、なに?

家庭の事情なんだけど、なんとなく邪推してみる。
長いこと仕事から遠ざかっていたり、ほとんど働く機会を得ずに専業主婦になった女性は、働く機会に恵まれないこと以前に、就職しようと思うところまでが大変なんだと聞く。
パートのキャリアすらないと、腰をあげるのも難しい・・・・・・。
彼女を非難するつもりはないよ。学歴の壁なのかもしれないし・・・・・。

中学生の子供にも、おそらくこれまで家事をさせたことなどないのかもしれない。
夫にも分担してもらったりなんて、しなかったのかもしれない。
「専業主婦」だから、と自分が全部抱え込んできたんだろう。
だから、外で働くことなんて、思いもつかない。

全国の母子家庭の就職率が40%台だという。
女性が働きたくても会社が働かせてくれない現実。
働きたくても保育園が確保できない現実。

必要に迫られても、女性自身が働くことを思いつかない現実。
女性が外で働く必要のない人生を理想の選択肢とする男女の多い、現実。

なんかイライラするのはワタシだけ?
この100年くらいの間に、世の中が意識から制度まで、そういう風に作られてきてしまったんじゃないかな。
子供がいても働くのが当然と考えて生きてきて、時々ぶちあたるいろんな現実に、胸をしめつけられることがある。

働いた経験やスキルがないから離婚に踏み切れなくて、DVに耐えてる人。
妊娠して高校中退、学歴がなくてパートにも出られない人。
子連れで離婚してるのに、相手が養育費を払うつもりのない人・・・自分の周りにもいろんな人がいて、なんかもう、悔しくて仕方ない。

とりあえず、自分のできること。
男女とも家事をしろ、と語ること。
男女ともに、職業をもつことが基本だと語ること。
結婚前にバイトでもいい、外で働く経験をもてと語ること
(その上で専業主婦(夫)を選ぶのは人生の選択だから)

なんか、ぐちゃぐちゃなんだけど、新聞読んでていろんなことを思い出して、悔しかったので・・・ちょっと書いてみた。あの保護者は、今どうしているんだろう。

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WM育児・教育観」カテゴリの記事

Comments

う~ん、考えちゃいますね。
まりえさんの邪推も案外当たってるんじゃないかと思うこともありますが、1つは、育てられ方もあるのかもしれません。

Posted by: おそなえ餅1号 | February 20, 2007 at 08:42 AM

あわてて投稿しちゃったので続き。
私が邪推する育てられ方というのは、親からの刷り込み。これは別の問題もはらんでいて、なかなか難しいのですが、親が自分の生き方(女が働かなくても済む生活)に満足してしまっていて、子どもにもソレを強く望んでいる。子どもも親に刷り込まれているというケースです。

学歴の壁というのは、逆のパターンもありまして…。例えば高校中退などで就職出来ないのとは逆に、院卒の人が就職活動をして、来られた会社が恐れをなしてしまうとか…。

私の以前のママ友さんで、「仕事なんかしたくないのよ~」って言っている人がいたのです。お姑さんの「働け」攻撃を必死でかわしていたとか。その人とは今会ってないので、どうなったのかわからないんですが、そういう考えの人もいるのかしら?と思ってみたり…。

Posted by: おそなえ餅1号 | February 20, 2007 at 08:51 AM

同じようなことを考えた時があります。
働くと言う事以前に、精神的自立を考えない。だから、働けない・・・。うーん。ちと違うのかもしれないのですが、家の大黒柱になる精神力、精神的自立があれば、働く事なんてなんてことないと思うのです。やる気かなと。環境のせいにしていても、何も変わらないだろうと。過去記事なのですが、TBします。

Posted by: ぐーたん | February 20, 2007 at 11:23 AM

 育児休業2年目中のものです。結局「働きたくない」んだと思います。私も新卒から15年、休むことなく働いて、産休中は寂しくて仕方なかったけど、慣れるとこのまま働きたくありませんって気持ちです。
 それと、休んで(家計が苦しくなって)気づいたのは、主婦は能力とかコンプレックスとか夫の方針で働かないのではなく、「働く前に使える制度を使う」「身を削って働くのは最後の砦」ということです。したたかです。
 ただ、まりえさんのように、働く=正当な対価という世界ではないので、たった800円のためにこんなストレス?と思うのでしょう。それはまりえさんも(私も)同じだから、育休でくらいついているのでしょう。
 人生は長い。計画的に生きていくんだよとこどもには教えたいですね。
 

Posted by: こう | February 20, 2007 at 02:17 PM

「働く」って厳しい事ですからね。
何もストレスなく、お給料がもらえるなんてあり得ない。
保護者の中には「もらえるモンは何でももらえ」って感じの人いますよね。生活保護も就学援助も最後の砦ではなく、「もらえるんだもん、もらっちゃえ!」って。学校でケガしたら「ちょっとした打撲でも、医療費もらえるから、病院行ってレントゲン撮って湿布もらう」でも家でのケガなら、「どう見ても骨折じゃん」ってケガもほったらかし。
なんか間違ってるのよね。

働きたくても働けない人も勿論いるでしょうが、そうでない人が増えてるような気がするのは、私だけでしょうか?

Posted by: 白衣の天使 | February 20, 2007 at 10:49 PM

お久しぶりです。繁忙期につきブログ停滞中です。確かに「思いつかない」と言うのはそうなのかもしれませんね。私は両親共働きの家庭に育ちましたし、税理士を目指したのもその当時の彼氏を養うためだったんですよね(笑)この発想自体たぶん変なんだと思いますけど(笑)
だから、初めから「働くこと=結婚前の腰掛け」的発想はありませんでした。
だけど世の中には、そういう考え方もあるって事なんですよね。
今なら、働かずに生活出来るならそれも良いかもなんて思いもありますが。(子育てだって立派な仕事ですし。)
人間は自分が住んでいる世界以外を知る事が結構出来ないのでは?と思ってしまいます。
知らない方が幸せな部分もあるでしょうし、やっぱり変化を嫌う動物ですからね。
きっと私達働くママは「働く事」に価値を見いだせる人種で、働かない人達は見いだせない人種なんだと思います。

Posted by: 働くママ税理士 | February 21, 2007 at 09:31 AM

★おそなえ餅1号さん
「仕事したくない」って、実際あると思います。「仕事したくないから専業主婦」って発想は今でも大手を振って語られていると思いますもの。
主婦業も気合いれたら、ものすごい仕事だと思うんですけどね。夫婦できちんと「分業」意識をもてる主婦は「仕事」だと。そうでない最低限の「家事」の人は多いような気もしますが。

★ぐーたんさん
精神的自立というのは、実は思春期に培われて「早く自立したい」と思うことから始まるんですけど・・・・家族からの自立を、家族以外の誰かへの依存 と間違えてしまうあたりが、問題の始まりなのかもしれません。
「依存」は、自分ではなかなか気づかないので厄介なんですよね。現実の一番大変なとこからは、誰もが合理的に逃げることを考えがちだし。

依存から自立へいたるのは、体重を20キロダイエットするようなもんなんだろなあ、と思うこのごろ・・・。

Posted by: まりえ | February 21, 2007 at 02:52 PM

★こうさん
どもです。やっぱ制度はまだまだ専業主婦家庭に優しいですからねえ・・・。妻が働かないでなんとかなる制度だから、働かない妻と働きたい妻に二分割されちゃうんでしょうねえ。

単純な話、健康保険なんて夫が妻の分をきちんと頭割りで払えば問題ない!と思うのに・・・。(老人と子供は人数いろいろだから免除にしても、妻は1人でしょ)それが払えて初めて「扶養」してるって胸張ってほしいわ>男性


★白衣の天使さん
怪我の話、すごいですね。
こうさんへのコメでも書いたけど、制度が専業主婦家庭、大黒柱が父親である家庭に手厚くしすぎなんで、歪んだ(ものぐさな?)受給意識がでちゃうんでしょうね。
必要ならいつでも働けるって、すんごく大事なことだと思います。

>、「もらえるんだもん、もらっちゃえ!」
これって、自力でいけるのに、タクシー使えるのに救急車使うっていうのと同じだ。
(最近の許せないものベスト5にはいる)

Posted by: まりえ | February 21, 2007 at 03:06 PM

★働くママ税理士さん
働く必要がないと言われたら・・・・?
ってことですよね。どうしよっかなあ。
なんだかんだ言って働くのは面白いですから、きっとやめられない。

思うに、専業主婦でも、家事育児をばりばりやってる人は、働く必要がでてきたらやっぱりばりばり働けるんだと思うのです。仕事もどんどん探すし、採用されちゃうだろうし。
働かないまでも、PTAとかがんがんやったりして・・・。

人種と言ってしまうと、ちと厳しいかなとは思いますが、人生に前向きか否かという違いは、確かに行動に顕著に現れますね。
働くママ、家事育児バリバリ専業主婦は、前向きの部類に入るんですよ、きっと。絶対、ピンチになったからってしぼんだままじゃない。

と、いろんなコメントにコメントしながら思ったのでした。

Posted by: まりえ | February 21, 2007 at 03:12 PM

えーと・・・住宅ローンのことで検索してたらここにたまたま出会いまして・・・
自分の考えてきたことと同じ考えの人が多いのでびっくり。
私は43歳2人の子持ちナースなんですが、
子供が小さいとき「もらえるもんはもらわなくっちゃ」な主婦の方々に驚いたことがあります。
生活保護については極端だと思うけど。

・・・私、父親が病気で働けなくなり、就学援助費→母親が無理して働いて病気→生活保護
という家庭に育った。
母親はよく「生活保護なんて底辺だから、お母さん病気治して抜け出すから」(母は資格もって働いてた人)って言ってたよ。
それは叶わなかったけど、そんななかで自分は働きながら専門卒業して、正看護とりました。

何にプライドを感じるか、その人それぞれだと思うけどとりあえず、
旦那になにかあっても自分が家族を守る、という意識が自分にはあります。
ここに来られている人は前向きな人ばかりで、
いいなあ。

Posted by: | February 21, 2007 at 11:20 PM

★どなたか存じませんが、コメありがとうございます。
そうなんです、みなさん貪欲で前向き。
働くママはこれくらいでないと楽しめないんでしょうね。「母は強し」を体現している方ばかりです。刺激になります。

Posted by: まりえ | February 22, 2007 at 10:05 PM

 うーん、ヘビーな課題ですが、私もこのことについて少し考えたことがあります。・・・あっ、でも、まりえさんのように問題意識を持って、ではないのですが・・・。
 私自身は、幼少より母から、「女の子こそ、手に職持たなきゃ!! 大学行かなきゃ!!」と刷り込まれて生きてきたので、今の人生があるんだと思います。私が就職した頃は、バブルまっさかり、四大しかも女子文系であろうと、内定3つ、4つゲットは当たり前でした。今考えると、大半の人はみな、「就職してしばらく働いてそして結婚」コースを夢見ていたんではないかな、と思います。これは、自分が就職して、しばらくつっぱしりまくって、結婚して、出産して産休に入ってみて初めて気づいたことです。(遅っっ!!) 街に同年代の女性が平日にたくさんいるぞーーって・・・。
肯定感も否定感もなかったけれど、別世界を見たかんじでした。それだけ私の中に、「働かない」という選択肢がありえなかったんでしょうね。視野も狭かったのだろうし。新採で1年生からスタートしたとき、無意識に「持ち上がって卒業させるまでは1人前じゃないんだから、結婚なんてナシナシ!」とも考えていて・・・。(だから結局晩婚になっちゃったけれど)
 私は、進路指導するとき、女子に必ず言うことがあります。「男に頼らなくてもいい女になろうよ、お互い!  自立してから好きな人と一緒になるほうがいいよ。そのほうが相手をリスペクトできるやん? 例えばだけど、自分の保険証、ずっと持てる人になれたらいいよね。」
 でも、準備も知識も資格もスキルもあって、いつでもジャンプできる専業主婦の人が、もしいたとしたら、すごくかっこいいなって思います。
 

Posted by: しま | February 25, 2007 at 07:56 AM

★しまさん
「別世界」あるある^^;)
でも、ダンナの稼ぎだけでやってこうという、一種の覚悟の選択肢「働かない」もあり、とは思うんです。その分、背負うものもあるわけですから。正直雑誌に載ってる節約技って、それなりに気合がないとできないですもんっ!(復帰するから・・・というのを言い訳にしている自分)買い物に毎日子供がくっついているとか、ダンナと幼稚園の弁当作りとか・・・主婦の毎日も大変なんですよね。育休とると、そういうのも見えますね。

>準備も知識も資格もスキルもあって、いつでもジャンプできる専業主婦の人

たくさんいると思います!要は「いざというとき」のしなやかさとか、覚悟とか・・・なんでしょうね。それらはやはり、腰掛でもなんでも働いた経験に裏付けられるものだと思うから・・・・。

Posted by: まりえ | February 26, 2007 at 02:00 AM

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