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スピーチ指導

前回、スピーチの話を書きましたが、じゃあ、どんなふうにすればいいのかな?
生徒のスピーチ指導のときには、こんなことをやっています。

【原稿をしっかり作る】
1 展開をおさえて原稿を書かせる。
 はじめにテーマありき。それから何を、どんな順序で書くかあらかじめ考えさせてから書かせます。順序なんかは、生徒の力量に合わせて。かける子は、大体の打ち合わせで大丈夫。起承転結は基本です。

2 一文は短くさせる。
 スピーチが、目で追える作文と大きく違うのは、読み返すことができないこと。その場その場で聞き手が理解できる内容でなくてはなりません。文中に「~ので」「~ですが」や「、(読点)」が多いと、内容はわかりにくくなります。接続詞などを利用して、短い文に置き換えていきます。
例)「小学校の時、Aさんが泣いている私に話しかけてきたのですが、私は彼女の呼びかけを振り払って帰ってしまいました。」
                  ↓
「小学校の時のことです。泣いている私にAさんが話しかけてきました。しかし、私は彼女の呼びかけを振り払い、帰ってしまったのです。」

3 大事なこと、伝えたいことは、形を変えて繰り返させる。
 短い文で「たたみかけろ」と。
「私は変わりたい。みんなに優しくなりたい。みんなの話を聞きたい。」なんて具合です。

4 「といかけ」をはさませる。
「そうではありませんか?」「・・・ではないでしょうか」などの言葉を入れることで、聞き手が意識します。

【読むテクニック】
1 顔をあげる・・・・・できるだけ暗記
 下向いてスピーチしてても伝わらない・・・・のは国会中継見てれば誰だってそう思いますよね。せめて「ちら見(原稿をちらちらと、時々見る)」ですよ。

2 声は腹から。ブレスもしっかり。
 たとえマイクスピーチでも。足は肩幅に開いて、腹から声を出します。遠くにとばすつもりで話させます。ブレス(息つぎ)は「。(句点)」ごとにさせるのがわかりやすい方法です。
腹式発声が苦手な生徒は、原稿と関係なく、大声での発声練習が効果的です。その時は、抑揚なんかは無視。とにかく大声で話させます。

3 どこを見て話すか、決めておく。
大人なら、聞きてを見回しながら話したいところです。生徒がスピーチ初心者ならば、「あの非常灯を見て」とか「時々〇さんや●さん(親しい友人)の顔を交互に見ながら」などと具体的に指示してあげるとよいです。

4 原稿に細工する
 A 強調して読むべきところを、赤で囲む
これをしておくと、練習もしやすいし、本番で緊張していても抑揚をつけて読みやすくなります。超おすすめテク。

 B 一文ごとに行を変えて書いておく。
普通の作文と違います。原稿に目を落としたときに、どこから読めばいいのかわからなくなることを防ぎます。

 C さらに段落ごとに色線を引いておく。
段落の境目に色線をピーーーーーーっと。これも、次にどこを読めばいいのかわからん!という不安を少なくします。

 D 間をあけるところも書き込む。
「間」と書き込んだら、そこでは軽く一呼吸、くらいが目安です。

以上、雑駁ではありますが・・・・。
スピーチ苦手な方は、慣れるまでは原稿をきちんと書くことをおすすめします。
400字で、大体1分。

 

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Comments

おおー、これは私にも非常に参考になります。

大学の臨床の授業で、自分の指導をビデオに撮ってもらって、あとでテープ起こしをしましたが、自分のスピーチもあとで聞き返すと勉強になるかもしれませんね。

普段の会話も、話し方でずいぶん印象が違いますよね。

Posted by: ぴこまま | February 04, 2008 at 06:51 PM

こういう分野が、日本人は苦手な人が多いですよね。
以前、新入社員や顧客の前で講演をするときなどは、苦労したことを思い出しました。

引き込まれるような話法、身振り、聞き取りやすい声。
社会に出ても大切なことだから、ぜひ子供たちに身につけてほしいことですね。

Posted by: パートシュフ | February 06, 2008 at 05:40 PM

★ぴこままさん
うわー、自分のスピーチを撮る!これ、いやですよ~~見ててなんか泣きたくなります。きゃー!

★パートシュフさん
生徒をみてて思うのは、大きな声で話す指導されてきてないってことです。きっと先生が聞いちゃうんですよね。

ちなみに、我が息子はついこの間「みんなの前で話すのがいやだ、学校いきたくない」と騒いでおりました(^^;)))))))

Posted by: まりえ | February 07, 2008 at 05:14 AM

こんばんわ。
私の職場はヘルプデスクなので、定期的に自分の話し方をチェックされ、点数をつけられております。
先日は「鼻濁音がきちんと発音できていない。余計な言葉が多い」等指摘されました・・・。
確かに自分の音声を聞くと、顔から火が出そうです。
聞きやすい声、きれいな発音、理解しやすい言葉使い等、訓練しないとできないと思いますが、今までの教育を振り返ってみても指導されていないですね。
今回、新人教育担当になったので参考にさせていただきます。(^_^)

Posted by: chacha | February 09, 2008 at 12:11 AM

★chachaさん
どもですー。やっぱ、話し方チェックって必要ですよね。赤面ものだけど…wobbly最近は「話し方」を授業できちんと指導するように、ってことになったので、ひところよりは、子どもたちは意識してしゃべろうとするようになりつつあります。

自分、とにかく早口なんですよ。これをなんとかしないと。

Posted by: まりえ | February 09, 2008 at 04:47 AM

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