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陰山氏は真理を言ってるという結論

 中学では、私立高校の受験が始まりました~。早い子は来週にも進路が決まります。15の春です。

 3年の今頃は、もう、授業では3年の総まとめをしたい時期なんだけど・・・勉強に取り組むのが(今この時期でさえ!)あんまり得意でない生徒たち。小学校の積み残しが多すぎて、正直3年間、超基本事項のフォローで追われて、今しわ寄せが来てるとこ。あれもこれもやりたい!って部分と、まとめの部分とを組み合わせて授業です・・・・あああ。
 がんばります。

 みんな、がんばれよっ!

 で「基本的」な事柄について、思うこと。
 「学習」に限らず、道徳的な価値観とか家族観が近年変化している理由として、地域や家族なんかの「子供をとりまく環境」の変化が挙げられているでしょ。登下校の形も、遊びも、時代を反映したものにどんどん変化してる。そうなると「変化前」では特に意識しなくても子供たちが身につけていたものが「変化後」に不足、あるいは欠落してしまったものがいくつか出てくるわけで。

 その中で、特に「国語」に限ると、まず絶対的に語彙力が弱い。語彙力が弱いから、読み取りも、作文も、会話も厳しい。漢字を書くにも、意味と文字が乖離してしまって覚えられない、使えない。 
 教材に触れ、新しい漢字に触れるなかで新しい語彙の意味を得て、理解が深まる。既知の語彙の意味を駆使して、教材を理解し、漢字の意味を深く知る。そういった知恵の循環が、滞る

 じゃあ、基本的な語彙力ってどうしたらいいのか。日本語ですから、母語ですから、学校の週何時間、なんて授業でフォローしきれるわけないんですよね。ここで大事なのは、寝てる時間以外の生活の中で触れることばのはず。親子の会話だったり、読書だったり、テレビで耳にする言い回しだっていい。視覚的にとらえられる言葉の感覚もある。

 そうなると、ゲームに割かれてしまった読書量の低下は痛いなあ。(ワタシもゲーム好きなんだけどさ・・・・・)面白いことがありすぎる。その中で、これも面白いんだよ!って思わせる授業を、ワタシたちは提供していかなきゃいかんのだよな。

 家庭では、家族がどんどんいろんな言葉を話してほしい。「ほら勉強するよ」じゃなくて、会話の端々に「慣用句」とか「四字熟語」「ことわざ」ばしばし入れて話してほしいのだ(゚▽゚*)。や、それ以前に、まず話すことだ。公園で、信じがたいのはファミレスでケータイいじって子供放置の親を見てると、そこんとこが甚だ不安になってくるのだ・・・・・。もう、数年でしょ。彼らが中学生になるのは・・・。
 陰山英男氏の話が注目されているのは、ほっとする。この人の実践と理論は、現場からみてもうなずける。うむ。

なんだか思考がぶっとんでますが・・・すみません。
 

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WM育児・教育観」カテゴリの記事

Comments

今日の、ネットニュースで「横浜市全域で公立小中一貫実施。小学校と中学校で連携」とあり、まさにこちらのまりえさんの記事を思いましたよ。
世論は「先生が大変なのでは?でも、よいことだとおもう」っていうのが多数でした。ホント、良いことである一方で、先生は大変なのかも。
また「長期にわたるため、いじめはどうなる?」というのもありましたが、横浜は自転車ですぐ隣の学区にいけるとおもうし、ダメでも電車がいっぱい走っているので、自分で途中で選択してちがう学区に行くのだって可能だし、イジメはそんなに問題にならなさそうだと思います。田舎なんて、まず連携だって難しいし、学区もめんどくさいことになっているし(子供が少ないので偏りをなくすために大変)、こういうことは、無理だろうな。。。。
ただ、横浜でこれが実施されるのは、実は私立中学受験率が高い事も影響しているのかな?と思いました。一貫にすることで救われるのは下位層ですし、上位層はほとんどが私立中学(または小学校)にいっちゃうわけだし。
でも、なんにせよ、「都会はいいな」とおもったわけです。こちらは選びようもないし、こぼれたものはこぼれっぱなし、あとは自分で勝手にやってって感じが否めないので。。。うらやましいなあ。

Posted by: ちゃい | January 20, 2009 at 12:38 AM

あ、四文字熟語ですが、いま「にほんごであそぼ」でやってる「デロレン四字熟語」おもしろいですよ。
うちはカレンダーを購入しましたが(カルタもあり)、新年早々「意気消沈」があったのには、かなり疲れました(そのあと、「意気投合」だったので、そっちを先にして欲しかった)。

Posted by: ちゃい | January 20, 2009 at 12:41 AM

★ちゃいさん
四字熟語の「意気消沈」…大受け(≧∇≦)。
至らぬ思いなのか、ユーモアなのか…はは。

 小中一貫は良し悪しあると思います。教員のほうはともかくとして。いじめについては、地方とか都会とかというのは、あんまり関係はないと思いますよ~。どこであっても、周囲の発見と対応がなければ同じです……。そう思います。

 違う学区に行っても、生徒には塾やスポーツでのネットワークがあって、悪意があればすぐに噂は新天地にも届いてしまいます。逆に地方の小学校区=中学校区のようなところでも、いじめの早期発見や、周囲の生徒を変化させる指導があるところでは、いじめは消えます。

 こぼれっぱなしなのは、地方だからじゃなくて、教員の熱意とか、家庭とか、大人の努力不足?そんな気がします。ちゃいさんの不安は、そこにあるのではないかという気がしますなー。都会の学校の教員も、手を抜いてても塾がフォローしてくれるって思ってる人、多いんじゃないかな。

 教育力の高い地方の公立学校ってたくさんありますよ。村立とか町立とか、そういう規模で。

 とはいえ、いざ問題だったときに地方だと選択肢が少ないって問題なんですよねー。もしうちがそうだったら…親の姿勢を学校に見せるかな。これは、どんな学校でもそうだけど、親が学校や塾に任せっぱなしで手を抜くと、子どもにひずみが出ますから。どんな学校でも、親が子どもに手を抜かない。それで、たいていのことはフォローできるような気がします。がんばりましょう、ちゃいさん!(小学校だけでは、息子の字の汚さはいかんともしがたく、特訓中なり)
 

Posted by: まりえ | January 21, 2009 at 05:18 AM

語彙力、ねぇ。
ないない、ほんっとそう思います。
曲の説明したりしてても、『○○って知ってる?』『知らない』ということが多いですね。
ことさんは結構そういう点では語彙力はあるようですが、使い方が間違っていることも多々あるので、ネタにしたくなるほど笑えます。
まぁ笑ってばっかりじゃいけないんでしょうけどねぇ。

Posted by: ことなりままっち | January 21, 2009 at 11:50 AM

追加ね。
うちの生徒さんには、発表会や勉強会(教室内の生徒同士の弾き合いの会)の際の感想文とか、プログラム用の一言コメントみたいなものを書いてもらってますが、たまに『何を書いたらいいのか分からない』という子がいます。小さい子じゃないんです。中学生とか。ほとんどひらがなで書いてきて、「あんた漢字くらい使いなさいよ~」と突っ込みを入れると「やだ、面倒だし、書けん」と、トホホな答えが返ってくることがあります。(もっともこの生徒はもう卒業しちゃったけど、社会人になってるはずだが変わらなかったら怖いかも)

Posted by: ことなりままっち | January 21, 2009 at 11:53 AM

私も、家庭での会話力不足に尽きるんじゃないかなぁと思っています。コミュニケーション能力にしたって、親との関係から鍛えられるものだと思うし。人の話をちゃんと聞くとか、目を見て話すとかいう基本もそう。なんで、無口な夫に、食卓でもっと楽しい会話しようよ!とせっついている私です(だって、私ばっかり話しても、ねぇ)

Posted by: izumi | January 21, 2009 at 02:47 PM

うちの部門に配属された、08年度の新入社員十数名の作業週報をチェックしています。
私がいる部門では配属から1年間、作業週報を書かなくてはなりません。主任課長部長、常務まで回って朱筆が入れられる恐怖の週報です。

有名どころの大学院卒も地元の高卒もいますが、文章力や語彙力、漢字力は、学歴も学校も本当に関係ないですね。
3ヶ月も経てば内容が定型化してくる、A4用紙1枚の週報でも、基礎的な国語力は察しがつきます。
「蒸気」や「解析」くらいは漢字で正しく書いてくれよ…と思います。

PCを使って作成しても構わないんですが、使ったら使ったで誤変換が多いし。「は遺憾」って、「配管」なんだろうなあ…。繰り返し出てくるし。提出前に確認してないのか気づかないのか。

年々、新人たちの国語力の低下を実感しています。
採用担当もそう言ってますね…。とほほ。

Posted by: 雪猫 | January 21, 2009 at 08:37 PM

そうですね。確かに教育力とは学校任せ、塾任せにせず、どうにか親や地域の熱意でなんとかしようというものに、思ったよりも左右されるのかも。そして、いじめに関しても、転校すれば終わりというものでもないのかもしれませんね。まりえさんのコメントに納得です。

>都会の学校の教員も、手を抜いてても塾がフォローしてくれるって思ってる人、多いんじゃないかな。

これもなるほどなあと思いました。田舎は選択肢が少ないこともあり、塾とか学区とか選べないことも不安要素だったりしますね。

とはいえ、悪い事ばかりでもないとも思っています。去年、大学の同窓会があったんですが、私を初め、結構地方出身者って多いんです。で、なんというのか、地方出身者はよく言えばハングリー精神を持っている、実のところは、質素な感じで、これはいい大人になっても基本は変わらないなとおもった点だったんです。だから専業主婦よりも、働く母も多かったし。

選択肢が少ない事や、物や便利さに恵まれない事も、それはそれで「だったら自分が変わって頑張るしかないじゃん!」っていう精神に繋がれば良いかなと。
とはいえ、親自身のフォローも心がけなくてはいけないところは、ちとつらいですが。頑張ります。

Posted by: ちゃい | January 21, 2009 at 11:53 PM

 なんか、深淵なテーマですが、一日のおわりって、こっちもヘトヘトなので、ついついくじけそうになってしまいます・・・。うちの場合、小 2娘の国語担当は私ですが、その他の教科・宿題・時間割の点検は夫の仕事になっています。てへてへ。
 陰山氏の小1から小6の漢字の本があるのですが、復習として中学生に使っています。新出漢字プラス陰山漢字なのですが、時間的にムリムリなので、陰山漢字は「漢字コンクール」みたいな行事のときに集中して取り組ませています。
 4,5、6年の漢字から100題出題して、失点した漢字のやり直し(20回ずつ書かせる・・・とか。)を宿題にしてたなー(笑)。だから、必然的に100点とった生徒は宿題ナシ、みたいな? みんな宿題イヤなので、必死で100点目指してました。
 著作権協会にtelしてコピーの許可をとりました。全員に買わせるわけにもいかず・・・。
 陰山氏が言ってたのは、「国語っていう教科は、将来本を読む力をつけさせるのが目的だと思うんですよねー」と。だから辞書をひくことにも力をいれたりするのだなあ・・・と、とても納得したしまでした。
 まあ、現在は特別支援にいて、全然国語とは違う世界にいますが・・・。また戻ったらいろいろ実践していきたいです。

Posted by: しま | January 24, 2009 at 10:48 AM

★ことなりままっちさん
なんとか効率よく漢字好きにする方法はないもんでしょうかねえ…中学から…ああ、がんばろう。
こないだの授業(中2)「出家」の意味がわかる人皆無で卒倒しかけました。わかってそうな子を指名してみたら「…家を出ること」…うううう。
そのクラスで「還俗」と言っていた社会の教師もうなだれておりました。ちゃんちゃん。

★izumiさん
「目をみて話す、聞く」うう、息子で苦しんでおります。って、親が他の兄弟に気をとられて、背なかで聞いてたりするのもいかんのかしら・・・いや、これはやむをえないのであって…などなどいろいろ自分に言い訳してみたりするんですが。

★雪猫さん
新人さんの語彙力低下…んもー、その辺は教育の問題です!ゆとり教育でうまくいかなかった教育の弊害です……すみません(涙)。
最近の高校、大学の偏差値は、昔のそれにマイナス10して考えていいって言われてるくらいですもん…ほんと、現場にいても「え?この成績でこの高校受かっちゃったの?」ってことがよくありますもん。
…教養と時代を語るときっと長くなるので、この編で割愛…)
とにもかくにもお疲れ様です。ばしばし朱を入れてやってくださいませ。

Posted by: まりえ | January 31, 2009 at 12:04 PM

★ちゃいさん
親も、四六時中気を張ってると疲れますからねー。今なに勉強してるの?程度でいいような気がします。(って、私はそれくらいしかできない…^^;)で、へたくそな漢字テストの答案の文字を直させるとか、そんくらい?
はー、来年はうちも小学3年生。漢字の量が今の倍になりますよ…ううう。

★しまさん
小学校の漢字が書けない子は、永遠に書けないというか、覚えるのも遅いですよね…必然的に。
あー、漢字って積み重ねだ、ってしみじみ思う所以です。
…鞭打って練習させてるので「頻繁」と書けるのに、「教室」が書けない生徒を生んではいますが…。いかんいかん。

Posted by: まりえ | January 31, 2009 at 12:14 PM

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